第4回インソール
先週暑い最中ではありましたが、オリジナルインソール製作会を無事に終了致しました。ご参加頂きました皆様、貴重なお時間・・・ありがとうございました。足のアーチは脛骨(スネ)が外側に回らなければできません!足部の動きが全身に影響する理論も改めてご理解頂けたと思います。足裏測定器や歩行時の足跡だけでインソールを作るのは情報が少なすぎます。また、足底から持ち上げるような形をしたインソールもありますが、むしろ、危険です。脛骨が回らない身体環境にも関わらずアーチだけ持ち上げることになってしまいます。頭から足のつま先まで一連の動きがアーチを作るのです。
上記の写真の女の子は小学校5年生、外反母趾で悩むお母様のご希望で今回2回目の参加です。前回は小学校4年生でした。一回目の時点では親指の付け根に痛みがあり、変形してきていました。それから約半年後の再会!更に成長した彼女は笑顔で『調子いい!足が速くなった!』と近況報告してくれました。痛みもなく、骨の変形も進行しておらず、新しいインソールを履いてお母様と一緒に笑顔で帰られました。小学校5年生です・・・女の子は15歳前後で骨が完成すると言われていますので、まだ間に合います!正しい道具と共に成長し、走歩行が上手くいけばすべてのパフォーマンスも向上します!運動に関わらず学力にも影響すると私は確信しています。最高の英才教育ですね!彼女の光り輝く未来がが楽しみです!
外反母趾は遺伝する可能性が高いです。また、足部の環境で外反母趾になる可能性もあります。ひたすら平らで硬い床(フローリングetc…)、アスファルトは足部に非常に負担になります。平らな状況に立つだけで重心がつま先側に行き、内股傾向になります。内股になると・・・股関節は前に倒れ、腹空圧は下がり体幹が落ち、肩甲骨を含んだ肋骨のユニットは下垂します。足部の問題が肩の可動域にも影響するのです。また頭(5~6㎏)は特に重い・・・首への負担も大きくなるのは想像がつくでしょう。床や地面の状況以外にも腹圧を下げる原因は他にもたくさん潜んでいますが、敢えてここでは触れません。またいつか書きます。
日本人も室内でシューズを履く時代が到来していると私は思っています。私の両親も室内でシューズを履くようになってから身体の調子が良いです。室内で靴を履く?!面倒!!と思われる方は多いと思います。脳は面倒くさいことが大っ嫌いです。いつもお伝えしています・・・脳は身体に良い悪いは判断できません。長く使う身体です。地上の時間、喜んで楽しく生活して頂きたい・・・そんな想いで長くなりましたが、綴らせて頂きました。最後まで読んで頂いた皆様・・・感謝です。日々、良い選択ができますように・・・自分にも言っています(笑)!
最後に、次回のインソールは未定(恐らく秋以降)ですが、師匠でもある水口先生に再度お越し頂き、ウォーキングセミナー(講義&実技)を開催致します。詳細はまたこちらでご案内させて頂きますので、楽しみにお待ち下さい。